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注文住宅は、人生の中でも特に大きな買い物となります。また、自分の理想をうまく反映した注文住宅を建てるためには、さまざまな知識が必要です。ここでは、注文住宅を建てるときに知っておきたい基礎知識を4つピックアップして紹介していきましょう。
注文住宅にさまざまな形態があるように、注文住宅を建てるための工法にもさまざまな種類があります。主要な工法としては、日本古来の工法である木造軸組工法、鉄骨を軸として建物の枠を作る軽量鉄骨造、鉄骨で組んだ軸にコンクリートを流し込む鉄骨コンクリート工法などがあります。工法が違えば、出来上がる建物の特徴も異なってきます。そのため、注文住宅を建てる前には、どんな工法が自分の求めている住まいの条件を満たせるかを確認しておくことをおすすめします。
家の使い勝手や生活動線を決定づける大きな要因が間取りです。建物自体が広くても間取りに仕切りが多かったり部屋を細かく分けすぎていたりすると、結果的に建物の面積を有効に使えなかったり、生活動線がうまく機能しなかったりします。
また、間取りを決める際には、その時点での生活だけでなく、家族が増える、子供が成長するといった将来の見通しも含めて、後から簡単に変えられる自由度の高い間取りを設計しておくことが大切です。
注文住宅を建てる際には、建物だけではなくその建物を建てるための土地も必要です。そのため、注文住宅を探すのと同時に土地探しもしなくてはいけません。土地を探す際には、どのエリアに住みたいかから始め、日当たりは良好か、周辺環境は快適に過ごせるかなどを調べておく必要があります。また、土地の状態によっては整備工事が必要になることもあるので、そのまま建物が建てられるかどうかも重要なチェックポイントとなります。
快適な暮らしを実現するには、住まいを構成する素材も重要な要素となります。建材や素材に化学物質を多量に含んだものを多用している家では、そこで暮らしているうちに屋内に化学物質が放散され、それによってアレルギー反応などの健康被害が起こる「シックハウス症候群」が問題となっています。そうした問題を回避するために、近年では化学物質を含まない自然素材を用いた家づくりが推奨されています。一口に自然素材と言っても、ヒノキやスギなど、さまざまな樹種があるので、自分の好みの素材で家を建ててくれる注文住宅会社を見つけることが大切です。
注文住宅には、いくつかの設計方法があります。代表的なものが、間取りや仕様を自由に決めることができる自由設計住宅と、間取りや仕様があらかじめ決められている規格住宅です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、こだわりの度合いや予算に合った方法を選ぶといいでしょう。
また、注文住宅を建てる際に迷うのが、設計や施工を依頼する住宅会社です。ハウスメーカーと工務店の違いについても解説しています。
親世帯と子世帯が同じ屋根の下に住む二世帯住宅。一般的な住宅よりはコストは高めとなるものの、住宅二棟よりはコスパに優れます。一方、親世帯と子世帯の距離感をどうするのかが重要な要素となります。
大きく分けると「完全同居型」、「部分共用型」、「完全分離型」があり、それぞれどんなメリット・デメリットがあるかを把握した上で、どのタイプがよいのかを、親世帯と子世帯でじっくりと話し合い、お互い納得した上で決めるというプロセスが不可欠となります。
建築や不動産の世界で明確な基準はありませんが、概ね15坪、50㎡以下の土地に建てるものが狭小住宅と考えられています。注文住宅は基本的にはオーダーメイド方式ですので、手掛ける業者の技量にもよりますが、基本的には、その土地ならではのプランを提案、施工してくれるはずです。
また狭小地ゆえに土地代や建物の建築コスト、固定資産税などを低く抑えることができ、その分を内装などに回すこともできます。
【注文住宅】狭い土地で家は建てられる?狭小住宅とはについて詳しく
建売の分譲住宅とは違い、注文住宅は施主の要望や好み、こだわりを反映しながら造り上げていくことができるというのが大きな魅力となっています。ただし、ひと口に注文住宅と言っても、大別するとフルオーダー住宅とセミオーダー住宅があります。
フルオーダー住宅はデザイン、間取り、使用する建材など、家づくりのすべてを白紙の状態から決めていくことができる方式。対してセミオーダー住宅は、予め用意されているベースプランに、施主が好みや希望に応じてアレンジを加えていく方式となります。
家の断熱性は、夏の暑さや冬の寒さが室内に影響するのを防ぎ、エアコンや暖房器具への依存度を下げ、ひいては光熱費を抑制するという重要な役割を持っています。また結露の発声を防ぎ、建物をより長持ちさせるという効果も見逃せません。
断熱材の種類としては、化学素材の「グラスウール」と自然素材の「セルロースファイバー」があります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、理解を深めた上で、選択するのが賢明です。
注文住宅を建てるには、まず、どのような暮らしをしたいかをイメージしながら、間取りや外観のプランを膨らませていくことから始めます。その上で、資金計画や土地・会社選び、土地の敷地や地盤調査などを経て、土地を購入します。
その上で、家のプランニングや設計を行い、プランが固まったら建築請負契約を結びます。建築確認申請を自治体などに行った上で、建物の着工へと進みます。
注文住宅には、いくつかの設計方法があります。代表的なものが、間取りや仕様を自由に決めることができる自由設計住宅と、間取りや仕様があらかじめ決められている規格住宅です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、こだわりの度合いや予算に合った方法を選ぶといいでしょう。
また、注文住宅を建てる際に迷うのが、設計や施工を依頼する住宅会社です。ハウスメーカーと工務店の違いについても解説しています。
サンルームがあれば、外の気候に左右されずに、洗濯物が干せるようになります。外干しで花粉がつくのが気になる方も、室内干しできるので、一年中好きなタイミングで洗濯物を干せます。ただし、サンルームの設置にはコストがかかるほか、透明なガラスや樹脂パネルにより外から見えてしまうデメリットも。外から丸見えになるのを避けたい場合は、すりガラガラスのサンルームを取り入れるのも一つの手です。リビングの延長線上に設置すると、夏は日差しを遮り、冬は冷気を通しにくくなります。
マイホームを購入する場合、注文住宅の他にも建売が候補に入ります。いずれも新築物件であるという点では同じであるものの、さまざまな違いがあります。注文住宅は、間取りやデザインの自由度が高く、自分達の希望を反映させられます。一方の建売は価格が手頃で、土地探しをせずに済むというメリットがあります。どっちがよいか迷うかもしれませんが、マイホームへのこだわりはもちろん、予算や希望する入居のタイミングなどを考慮し、総合的に判断することが重要です。
注文住宅でオシャレな内装をつくりたい場合は、デザインのテイストに関して家族で好みをすり合わせしておきましょう。内装デザインのテイストには、シンプルモダン・ミッドセンチュリー・ナチュラル・インダストリアル・北欧などのタイプがあり、家族で好みが分かれる可能性があります。配色の選び方や照明・ライト、開口部、コンセントの位置や口数のチェックも大切です。分からないことや迷ったときは施工業者に相談すると良いでしょう。
子育てしやすい家(注文住宅)は、間取りのつくり方を工夫することで実現を目指せます。例えば、リビングの横に和室をつくれば、子供をお昼寝させるのに便利です。また収納場所を各所に配置することで、子供のおもちゃや小物、勉強道具の片づけがしやすくなります。このように、間取りを工夫することで子育てがしやすい家がつくれます。リビング・収納・玄関を中心に間取りのポイントを解説していますので、参考にしてみてください。
注文住宅を建てるためにモデルハウスを見学する場合は、確認事項やチェックポイントについて調べておきましょう。家の外観デザインから、工法、基礎構造、間取り、住空間の快適性などを確認する必要があります。機能性に関しては、高気密・高断熱かどうか、24時間換気システムがあるかをチェックしてください。「何のために見学するのか?」「何を知りたいのか?」「何を聞きたいのか?」などポイントをまとめておくことで、有意義なモデルハウス見学ができるでしょう。
オシャレな外装に仕上げるには、最初に外装のイメージを固めておくことが大切です。外装にはシンプルモダンや和モダン、洋風、プレーリーなどさまざまなスタイルがあるため、そのなかから好みに合ったデザインを決めましょう。外装デザインを決めるときは、同居する家族と意見をすり合わせることが大切です。情報は共有し、全員が納得のいくデザインに決めましょう。おしゃれに仕上げるには、カラーや素材選び、窓や照明選びも重視してください。
これから注文住宅を建てる人にとって、気になることの一つがウッドショックです。日本では住宅用の木材の多くを輸入に頼っています。近年、コロナ禍によって戸建てのニーズが世界中で増加し、木材の需要が高まったことで建築用木材が不足。ウッドショックにつながったとされています。工期については確保している木材があれば問題ありません。しかし、木材自体の価格が上昇しているため、住宅の価格にも多少なりとも影響はあるでしょう。まだ検討時期なのであれば、慎重に判断するのが得策です。
ウッドショックが気になっているけど注文住宅は建てられる?について詳しく
ZEH住宅はゼロエネルギー住宅と呼ばれることもあり、家庭で使用する年間の消費エネルギーをゼロ以下にする住宅のことを指します。国を挙げて推進しており、多くのハウスメーカーや工務店でも力を入れているため、目にする機会は多いでしょう。
未来を見据え、環境に優しい家づくりを考えているという方にはおすすめです。ZEH住宅にはメリット・デメリットがあるため、それぞれしっかりと理解を深めたうえで検討しましょう。
注文住宅を建てる際、土地探しの段階から検討しておきたいのが地下室です。地下室には3つの種類があり、それぞれ目的や用途が異なります。また地下室が作れるかどうかは土地の状態によって決まります。地下室を設ける場合はメリット・デメリットを踏まえ、地下室を設ける必要があるかどうか、地下室を設ける場合はどれぐらいのコストがかかるかを検討しましょう。
2階のトイレを設置するべきかどうかで迷ったときは、家族構成を踏まえて検討しましょう。メリット・デメリットを知ることで、自分たちのケースではどちらのほうが良いのかが判断しやすいです。設置場所にも3つの種類があるため、より納得のいく注文住宅となるように、2階のトイレについてしっかりと考えておきましょう。
宇治市で、施工可能な工務店を25社調査した中で、自由設計で1000万円台から建てられる工務店を、安い順からピックアップしました。
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