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ここでは、サンルームの役割と、メリット・デメリットについて紹介しています。洗濯物を干すスペースを確保したい方は、サンルームの設置を検討してみませんか。サンルームなら、しっかりと乾かせるので家事の時短にも繋がりますよ。
サンルームとは、壁面や屋根が透明になっており、光が透過する部屋のことです。ガラスやパネルでできた空間は、光を目一杯に取り込めるため、洗濯物を干す部屋としても活用されます。他にも、観葉植物を育てたり、一息ついたりする部屋として利用することが可能。屋内から出入りできるタイプと、独立しているタイプの2通りあり、用途に応じたタイプを設置するのがおすすめです。家を建築する際は、サンルームは部屋としてカウントされるため、床面積にも算入されるのでご注意ください。
ここからは、サンルームのメリットを4つ解説していきます。太陽の光を取り入れる部屋を設けたい場合は、以下のメリットを踏まえたうえでサンルームの設置を検討してみてくださいね。
サンルームは透明の壁や屋根に囲われた空間のため、光を取り入れることができ、開放感を演出できます。ルーフデッキを設けたいけれどコスト面から断念した方や、光に満ちた観葉植物を育てるスペースが欲しい方に向いています。屋内なので他人の視線を気にすることなく、ゆったりと寛げるでしょう。明るさに包まれた室内で、休日は読書に励むもよし、ティータイムを楽しむもよし、思い思いの時間を楽しむことができます。
サンルームは、屋内にあるスペースなので、天候に左右される心配がありません。雨が降りそうな曇りの日でも、洗濯物を干すスペースとして活用できます。雨が急に降り出した際も、洗濯物を取り込む手間がないので、共働き世帯に向いている設備だといえるでしょう。外干しで花粉がつく心配がなくなるので、花粉症に悩まされている方は取り入れてみてはいかがでしょうか。洗濯物を外干しする際に悩まされる、雪やPM2.5などの影響も受けなくなります。
サンルームを設けると、外気温の影響を受けにくくなります。外と内をゆるやかに繋げるスペースができたことで、夏は暑い日差しを遮り、冬は冷たい空気の侵入を防ぐ役目を果たします。サンルームで温められた空気をリビングへと取り込むと、暖房費の節約にも繋がります。反対に、夏はリビングに差し込む光を和らげられるため、冷房効率をアップできるでしょう。外で過ごすのが厳しい夏の季節・冬の季節でも、サンルームがあればリビングからエアコンの風を取り込んで、日向ぼっこすることができます。
ペットや小さなお子さんがいる家庭は、サンルームがあれば屋内で安全に遊ばせることができます。子供が小さなうちは、少し目を離すのもはばかれるもの。いくら自宅前のスペースや庭であっても、小さな子を外で一人きりで遊ばせるのは危険が伴います。サンルームがあると、光がたくさん降り注ぐ中でのびのびと遊ばせられるので、家事が捗るように。お子さんも開放感のある場所で自由に過ごせるため、ストレスが溜まりにくくなるでしょう。
これよりサンルームのデメリットを4つ紹介していきます。サンルームはメリットばかりではなく、設けることでデメリットも存在します。ネックになるポイントを踏まえたうえで、設置するかどうかを検討してみましょう。
サンルームは冷暖房効率がアップすると上述しましたが、あくまでもサンルームから続く部屋が冷気・暖気の影響を受けにくくなるだけなので注意が必要です。夏場や冬場に寛ぐ場合は、サンルーム自体は外気温の影響を受けるため、エアコンを稼働させる必要があります。外で寛ぐよりは温度の影響を受けないので、多少我慢して寛ぐか、あるいは光熱費をかけて冷暖房を利かせる手間があるでしょう。春や秋など寒暖差が少ない時期は冷暖房を利かせなくても、寛ぐことができます。
サンルームはガラスや樹脂パネルで出来ていますが、樹脂パネルは紫外線で劣化していきます。経年劣化により衝撃に耐えられなくなったり、雨漏りしたりする恐れが出てきます。およそ10年のスパンで業者に点検とメンテナンスを依頼しましょう。建築後にサンルームの修繕費も積み立てておくと、急なメンテナンスが必要になった際も慌てずに済むように。自分で修理するとかえって傷つける心配があるため、サンルームの交換・修繕は専門業者に依頼するのが無難です。
サンルームは、透明のガラスや樹脂パネルで囲うので、外から丸見えになってしまいます。近隣住民と距離がある場合や、道路に面していない箇所に設置できる場合は、透明のサンルームでも支障はないでしょう。透明のガラスや樹脂パネルを使用したほうが開放感は得られますが、気になる方はすりガラス仕様にすることも可能。立地や周辺の環境に合わせて、サンルームのデザインを変えたいところです。すりガラスではぼやけて外から認識しにくくなりますが、防犯面を考えて下着などは干し方を工夫すると良いでしょう。
サンルームは設置費用がかかります。サイズによって費用が異なり、40~200万円程度かかるケースも。また、固定資産税やメンテナンス費用がかかるので、設置後も費用がかかります。後付けする際は、登記の変更申請が必要になります。
※サンルームは、「天井があり、3方向以上が壁やガラスなどで囲まれていて、床から一番高い天井までの高さが1.5m以上の部分」に該当するので延べ床面積に含まれます。
サンルームは、リビングの延長線上に設置すると、冷暖房効率を上げるのに役立ちます。リビングまでワンクッションあることで、暑い日差しを和らげたり、冬の外気温を通しにくくしたりする効果が期待できます。庭が広い場合は、独立したサンルームを設置する手も。とはいえ、土地が高騰しているエリアでは、敷地面積の都合で建物に繋げて設置するのが一般的です。
サンルームを設置するときは、後付けすると家の保証対象外になる恐れがあります。ただし、住宅瑕疵保証会社によると、サンルーム設置により被った損害は保険対象外となりますが、サンルームの設置関係なく発生した損害については保証対象になります。とはいえ、ハウスメーカーによって保証の有無が異なるので、事前に確認するか、建築時につけておくと安心だといえるでしょう。
サンルームを設置すると、天候に左右されずに洗濯物を干せるようになります。雪・雨・風・花粉などの影響を受けなくなるので、共働き世帯は設置しておくと便利だといえます。特に、梅雨や冬場は洗濯物が乾きにくくなりがちです。少しでも太陽の光を当てて、しっかりと乾かしたいところ。¬サンルームのある家で、家事効率をアップさせてみませんか。
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